古代の儀式とほっこり建築
ガーデニングの楽しみのひとつ、花がら摘み。
咲き終わった花を摘み取る作業です。

↑しおれてるのが花がらです。
とても地味な作業ですが花を摘んでる間、無心になれて頭がすっきりします。
見栄えもよくなって花も元気になるのでいいことづくめです。
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今年の夏は近場の史跡などを訪れて楽しんでいますが、意識して歴史を紐解いていくと面白い物語がけっこう落ちていて、これまでにない妄想タイムトリップ的な夏となっています。
7月の終わりに、気になっていた場所を訪ねました。
茅野市の神長官守矢 (じんちょうかんもりや) 資料館です。

渋いエントランス…。
からの

味のある板張りの建物。


中世から明治まで 諏訪大社上社の神長官を務めてきた守矢家。
この資料館は守矢家が伝えてきた文書を保管しています。

こちらに来てみたいと思ったのは、パンフレット左上の「御頭祭(おんとうさい)」の写真を見て衝撃を受けたからです。
近世まで鹿やイノシシの頭を備えて神事が行われたそうです。
建物に入った途端目に入ってきた、うさぎの串刺しにアワアワしました…。(*_*)
この展示を目的に行ったのですが、この場所について知れば知るほど奥が深くて、古代日本までさかのぼることになってしまいました。
敷地内にあるミシャグジ社。

ミシャグジは石や木など自然物に宿る土着の神様だそうです。
諏訪地域は縄文文化が栄えた土地でもあります。
縄文の神と、あとからやってきた弥生の神。
融合しながら諏訪が発展してきたようです。
ややこしいですが、面白いですね。
調べるほどにちょっと複雑すぎて整理するのが大変です。
でもそれがたまらなく楽しい♬
いろいろ書きたいですけど自分もまとめきれていないのでまた今度。

かわいいサイズの古墳もあります。
さらに少し歩くとこんな建築も。


宇宙船みたい。


ツリーハウス?
これらは守矢資料館を設計された藤森照信さんの作品だそうです。
学生の時、建築雑誌で見たことはあったのですがこんなに近くにあったとは…。
自由な造形で、ほっこりする建築ですよね~。すごく好きです。
建築関係の方もたくさん来ますよと資料館の方が話してくれました。
神長官守矢資料館は思っていた以上に見所が多くて楽しめました。
歴史と建築好きな人におすすめです。
イマジネーション刺激されます。
建物と古代の物語がとけあって不思議な時間が流れていました。