コトノハ ~ブログ4周年を迎えて
写真は葉っぱの化石です。
数年前にとある場所で採集しました。採集したといっても落ちている石を割っただけなんですが。
とても細かな目の泥に葉っぱが積もってできたようなので、
このように薄くはがれます。
裏側にもしっかりと葉脈が見えます。
この化石を見つけた時、なんだか遥か昔の時代から秘密の手紙をもらったような気分になりドキドキしました。
泥の中にこっそりとじこめられた、何百万年も前に生きていた葉っぱ。
そのころの日本はどんな景色だったんだろう。今とはまた違う雰囲気の豊かな森が広がっていたのかな。
こでまり荘ブログを始めて今日でちょうど4年たちます。
「言葉」で自分が感じたことを表現するということが最初はとても恥ずかしかったのですが、今ではだいぶ慣れてきました。
現代では「言葉(ことば)」という漢字には「葉」という文字が当てられています。
古い時代には「言羽」「詞」「辞」なども使われていたようです。
「言の端」
「言の葉」
いろいろな表現の中から「葉」が使われるようになったのは、葉っぱはたくさん茂り、豊かさを表す意味があるからだとか。
遠い遠い昔の豊かな森からの贈り物である化石を眺めながら、「言葉」の意味に思いをはせています。
自分の思いを誰かに伝える
誰かの思いを受け取る。
どちらもが豊かさを感じられる。
そのための「言葉」。
そんなことを意識しながら、これからも少しずつ自分の言葉を発していこうと思います。
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