手でこねること
外出自粛も少しずつ緩んできた感がありますが心置きなく外出を楽しめるのはまだまだ先になりそうですね。私はもともと家が好きなのでいいのですがお出かけ好きの夫はもどかしそうです。
そんな夫が外出自粛中のある日、パンを作ると言い出しました。
今、世間でもパン作りは流行っているようですね。
さて、パンを一度も焼いたことのない夫が買ってきたパンの本がこちら。

???。メゾンカイザーって、あのメゾンカイザー!?
夫はメゾンカイザーのパンが大好きなのですが、果たして初心者が焼けるのだろうか。
しかもただのイーストだけじゃなく“ルヴァンリキッド”なる発酵種も作らないといけないと書いてあるのです。それを作るのにまず4日かかるとか。

これはきっと、とっ散らかって終わるだろうな…。(*_*)
そのレシピ本をパラパラめくっていると、ある言葉が目に留まりました。

“手のエネルギー”
どうやらパンを手でこねるといろいろ違うらしいのです。お店ではなかなか手でこねるというのは難しいようですが、手のエネルギーという目に見えない何かがパンをおいしくしてくれるんですね。
おむすびもやっぱり手でにぎるからおいしいのかな。
それから数日後。
夫は根気よくルヴァンリキッドを育て、手でこねて、初めてパンを焼き上げました。
それがこちら。


イーストだけで焼いたパンとは味の深みが全然違いました。時間が経っても香りがよくて噛めば噛むほどうまみが出てくるといった感じです。感動!!
まさか本当にやり遂げるとは…。
でももう力尽きた様子なので次に食べられるのはいつかわかりません。(+_+)
カイザーさんの言う手のエネルギー。
私の陶芸作品にも何かしらハンドパワー(笑)が伝わってるかもしれないなあ、なんて思いました。
おまけ:
イーストだけのパンも。私も成形だけお手伝いして“くまパン”を作りましたよ♪
